memorable place

 

快晴の日曜日。
10歳の姪っ子と、今年から家族の一員になった わんこの椿と一緒に、お弁当を持って小牧山までお散歩に行ってきました。
頂上まで行ったので、天守閣の展望台へも行きたかったのですが、椿と一緒だったので断念。
濃尾平野が360°見渡せるおすすめの展望台。次のチャンスが楽しみです。

その後は、耐震性に問題があるとして取り壊しが決まってしまった 小牧市立図書館 へ。
子供のころ、2週間ごとに通ったこの図書館。
当時はコンピュータが普及していなくて全て手作業での管理だったため、貸し出しは1人4冊まで。返却期限も2週間だったんですよね。
兄とふたり、両親の貸し出し券を借りて毎回8冊厳選した本を読みあさったのを思い出します。
今は当然コンピュータ管理。貸し出しも数十冊までOKだというので驚きです。

Komaki city library

 

 

 

 

 

 

 

このギザギザの変わった建物がその図書館。1977-1978年建築、象設計集団 の作品です。
自然光をたくさん取り入れる工夫がされていて、当時ではとても斬新なデザインなのはともかく、
幼児の絵本や小学生の読む伝記コーナーは、今で言うステップフロアになっていて、
難しい顔をしたオトナ達が入ってこない子供だけのすごく特別な場所で、何と言うか、
ひと言では言い表せないけど、とにかく読書が好きな子供だった私の、すごくお気に入りの空間でした。

今もそれは変わる事なく健在で、当時はどこに何の本が置いてあるか熟知してたよなぁ、
なんて思い出を姪に話しながら歩いて回り、童心に返って絵本を1冊読み、
小学生向けの伝記コーナーで居眠りしちゃったところで我に返り、帰路につきました。

耐震問題で取り壊される建築物の多い事。貴重な建物も数多くあって本当に残念です。
近くに図書館の別館ができたり、忙しさもあったりで足が遠のいていたのですが、
閉館になるまでなるべく通って記憶にとどめて置きたいと思います。
この図書館だから本が大好きになったと思うので。
そして2週間ごとに欠かさず図書館へ連れて行ってくれた両親に感謝です。

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丹羽 朋美
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